寒い寒い、晴れ

朝、車屋で12ヶ月点検。

営業の人が持ってきた見積もりに三万ぐらいの金額が書いてあったが、説明しては「これはまあまだいいですね」と言うので最終的に6000円しなかった。こいつは金ないぞと諒解に至ってくれたのだろうか。

帰りにくじ引きしたら、ポップアップテントが当たった。ちょっとテンションが上がる。

行きにバックミラーに写った富士山がとんでもなく見事だったのもあって、テンション上がりついでに母、姉と横須賀へドライブ。

しかし午後の富士は逆光で黒っぽくなっていた。

横須賀美術館の駐車場に停めて、海岸沿いを少し歩いて帰る。

そのうちもう少し積極的な動きもできるであろう。

夕日が綺麗だろうと踏んで近代美術館の葉山館の横を通って帰った。ドンピシャで素晴らしい夕焼け。停まらなかったけど。

姉は父の形見のカメラで写真をもりもり撮っており、母も喜んでいたので、今日はいい日だった。

帰り、飴玉を姉が配布し、だいぶ走ってからトイレ休憩をしたときに母がガリガリと飴をかみ砕いていた。そういう食べ方をするのだと初めて知った。親が飴を舐めてる場面も、そういや記憶にない。

 

 

晩飯後、部屋。

変わりなし。

そこそこ寒い、おおむね晴れ

風めっちゃ強い。

昼に外に出たらもはや目が痒い。このあと花粉が本気を出してきたら、ウレタンマスクは使い物にならないな、と思う。

夜、医療従事者が「フェイスシールドやウレタンマスクみたいな効果がないものを付けたり売ったりするのをやめてくれー」と悲鳴のようなツイートをしているのを見て、ウィルスより花粉を恐れている自分に気がつく。気をつけてはいるが、未だ自分ごととは少し階層がずれている。

 

緊急事態宣言出る。

予定三つ、全部なくなった。

アメリカの生地屋から発送メールが来た。

アメリカはトランプ支持者軍団が連邦議会を占拠して大変なことになっている。

 

ヨドバシの荷物の段ボールがでかかったので、猫の箱を中に入れて二重にした。空気の層で保温。

 

「漫勉」諸星大二郎の回。

浦沢直樹はわりと「俺もだー」「そうなんだよね」みたいな反応で、質問して引き出していくことをしないのを物足りなく思っていたが、一度質問してしまったら底なしに掘り下がってキリがないのかもしれない。と思うことにした。

朝は意外とあったかいが寒い、曇り

部屋から持ってきた「作家の犬」、母が好きだろうと思ったのだが想定以上で、隙あらば見ては相好を崩している。

 

 

TSUTAYAに行ったら「ミツバチのささやき」の新しいパッケージが8本も入っていた。もとからあった1本に加えて9本。どうしたのだろう。それもいいが「マルメロの陽光」を入れてほしい。

緊急事態宣言だからなあとか思って10本借りて帰る。何本観られるか。

そして「天才作家の妻」はなかった。

 

 

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」を観る。想像していたのとぜんぜん違う人生だった。そして出てくる人々も皆、登場したときに予想したのとぜんぜん違う人物で、映像がとてつもなく美しく、演出がとてつもなく丁寧で、すべてがとてつもなく優しくて、あらゆる点で尊い。そして常に置いていかれてしまうシュヴァル。胸がつぶれる。

これを観ないまま行ってたら、へらへら物見遊山気分で終わっただろう。

いつ行けるだろう。

 

有体に寒い、曇り

新年初出勤。やはり遅刻。朝礼が始まっていた。専務に「ちょうどに来るかと思ったよ」と2回言われる。

社長は来年で引退の意向。年齢的には早いと思う。潔いな。自分も今年が否応なく決意の年か。

 

 

夜、豚しゃぶ肉のとろろ丼というもの。年末に買った山の芋を消費したかったのだが、初めて取り扱う山の芋はでこぼこでまず皮をむくのに手間取り、更にすりおろしに恐ろしく時間がかかる。痒くなるのが怖いので芋が触れた部分は徹底的に洗う。劇物扱い。

日中ひどくお腹を壊していたせいもあって、集中力なし。

更に小松菜のピーナツ和えも、ピーナツの殻剥きから始める。判断力もなし。

8時過ぎ夕食。

丼は手間のわりに大した味ではなかったし、そもそも夏の料理だった。敗北。

 

全体として平和。

父のPCでパスワード類と格闘す。書斎に行くと、おととしの夏、パソコンがうまく使えなくていろいろ頼んできた父に対してもっと協力してあげればよかったという気持ちと、しかし私の人生もあるし父はこれまで好き放題やってきたのだしという気持ちがせめぎあい苦しい。ちょうど香川京子がインタビューで、「東京物語」撮影当時の21歳の時は、役の京子と同じような価値観で役の姉や兄を責める気持ちがあったが、年を取って子供を持ってみれば姉や兄の立場はこうだったのかとわかったと言っていた。

 

 

風呂の栓を閉めずにお湯張りを始めたので給湯器に怒られる。

寒いので湯温を43度にしたらすぐのぼせた。

 

ほどほど寒い、晴れ

2時に寝りゃ12時起床。

山は当然諦め、換気扇掃除と外の水路のどぶさらいと除湿機分解。

どぶというか水路、角になったところを木の細い根っこがビッシリ詰まって水を堰き止めていたので、剪定バサミでジャキジャキ切ったら小さい蟹がわさわさ出てきて、蟹の巣だった。すまぬすまぬ。と詫びつつ手は止めず。

除湿機分解清掃はすんなりできたが、組み立ての段階でてこずる。どこかが絶対ズレているが、どこだかわからない。2回組み立て切ってからまた分解して、最終的になんとかなった。大いなる成果。

 

 

その間にも姉からLINEで、自分はこれから出かけてお茶をするから、山に行っていないなら戻って母をドライブに連れて行けと指図。何もしていないと思っているのだろうか。

 

 

夜遅めに実家。

大鍋になみなみとピエンローができていた。つまみにして、姉がナウシカ歌舞伎を観始めたので一緒に観る。

ナウシカというキャラクターはケレン味がないから歌舞伎で見るとなんかムズムズする。クシャナ殿下が人気になるのがようわかった。

前半の途中で風呂入る。

出たら観終わっていた。姉、部屋へ引っ込む。

そのまま起きていたら1時過ぎに、屋根の上でドンといった気がしてと母が起きてきた。先に二階に行って姉からなんでもないと言われた、と。父じゃないかと言ったら「お父さんだったらもっとすごい音がしただろう」と返してきた。今日は記憶があるらしい。
七里ヶ浜のバレエの先生の話をひとしきりしてから自分から寝に行った。

にこにこしてとてもいい人だったとのこと。母が他人をよく言う人でよかった。

 

高野秀行「辺境メシ」をぼちぼち読んでいる。面白い。タイのネーム食べてみたい。

 

 

寝る。