帰り道。
下り坂が急カーブする道の反対側、10メートルほど下で、こちら側の誰かに向かってお辞儀を深く二回ほどする五十がらみのサラリーマンあり。
カーブしていて見えないが、だいたいわがアパートの向かい側。
隣の部屋のおじいさんの知り合いかな?
と下って行ったら、お辞儀の相手はアパートの隣の神社だった。
サラリーマンのすぐあとを歩いていた若い女性も立ち止まってお辞儀して行った。
つられたのか、いつものことなのか。
私は会釈だけで失礼させていただきました。
神社といえば、こうの史代の「ぼおるぺん 古事記」を読んだ。点として知っていたスサノオやオオクニヌシのエピソードが線になってつながった。
ほんわかした絵なのに、ぬるさがないところが素敵だ。