家を建て替えようと更地にしたら
遺跡が出てきた土地が近くにある。
今は遺跡があったことを知らせるための
小さい石碑が道路に立っている。
5000年ぐらい前はそこに集落があって
家族とかカップルとか独り者とかやもめとかが暮らしていたわけだ。
かれらはその後どうしたのだろうなあと思う。
かれらの血筋。
どこへ行っただろうか。
絶えただろうか。
実は今もここに暮らしているだろうか。
それを調べる手段は今はないけれど、
その人たちがそこにいたということは事実で、
そういうことを妄想すると、
ぶわーと目の前が広くなるような錯覚がある。


夜、もつ鍋をつつきながら猛毒舌飲み会。