肌寒い、薄曇り

ウールのブルゾンでぜんぜん平気だ。


自転車で渓谷の橋にさしかかったら、封鎖して警察が大量にいた。
鑑識もいた。
何かあったらしい。


そこを抜けて走っていると、道の向こうから
サングラスをかけた白人男性が
ダークスーツの前を開け、裾をたなびかせて猛然と走ってきた。
エージェントスミスにしか見えなかった。