オペラシティのICCでジョン・ウッド&ポール・ハリソン展。
会田誠の「国際会議で演説する日本の総理大臣だと名乗る男」を
見て以来気になってきたことだけれども、
同じアイディアから出発してアートとエンターテインメントを分かつものは、
退屈さに対する態度が一つあるよな。
堂々とした退屈さというか。
面白かったけど。
セミ・オートマティック・ペインティングマシンと
最近のミニチュアを使った作品はわりと恐怖もあった。
1993年の処女作(?)から奥まで時系列的に作品が並んでいる。
同じ芸風でずーっと出演している二人が
年齢を重ねて行っている様子になんだかしみじみした。
出入口のところで流れている「二人三脚」ではまだ23歳とかそのぐらい。
入ったときには普通に作品として見たものに、
親戚のおばさんのようなあたたかいまなざしを注ぎながら退場する。
下でやっていたサイモン・フジワラ展も見た。
物語ということでいえばポール&ハリソンは
物語を解体してその部品を見せていた感じだが、
こっちは物語そのものが主題だった。
多くの作品で「そっすか」という感想ではあった。
床まで布を敷き詰めて徹底的に空間を作っていたのはすごかった。
あと、ファーコートの裏側の美しさ。
「ぼくは麻理のなか」6、7巻を読む。
展開が予想外で、テーマそこか!となる。
小森(♂)の描写の気持ち悪さ感心する。
ときどき五十嵐大介に絵が似てる。
「あなたのことはそれほど」読む。一昨日から読んだ漫画の恋模様の多様さ(ゲフ・・・)。
「ボーイミーツガールの極端なもの」読む。鳥子に自分を見出す。
井上洋介逝去。