森達也「FAKE」「A2」を続けて観る。
「FAKE」は話題になっているのかぎゅうぎゅうの満員。
遅れてくる友人をロビーで待っている間に隣の「ホース・マネー」が開場したが、客がぱらぱらといる程度だった。
映画はどちらも目と耳を総動員して観ることになった。「FAKE」でほとんどの集中力が尽きたかと思われたが、「A2」は全編緊張感がみなぎっていて、集中が切れるどころではなかった。
1990年代生まれの友人はサリン事件の時は5歳ぐらいか。名前を知っていたぐらいの集団について「頭がいい人たちだと思っていたけど、やっぱりそうだった」と感心していて、こちらは「なるほどそこか!」と感心した。
「A2」に出てきたあの若者たちはいまどうしているのだろう。