朝5時御蔵島着。船はそんなに揺れなかった。
波が荒い時は寄港をあきらめて八丈島に行ってしまうということだったが、今回は無事着岸。
着いて朝食、着替え、ドルフィンスイムへ向かう。
客船から見たらそうでもなかった波だが、人間一人に対してはめちゃくちゃ大きい。海も泳ぎもまるで初心者の女の子が一人、もちろん初シュノーケリングで、船頭さんにスパルタ指導されまくっている。
私はというと水の中で冷えたせいでどんどん尿意が高まるがどうがんばっても出ないという苦境。そっちのコンディションが悪いから上の気分も悪くなってさんざん吐く。出してしまえば爽快にのびのびと泳げるはずと信じて、最後の数回はみんながイルカと遊んでいるなか1人船の上で出そうとがんばっていた。結局最後まで出なかった。昔から膀胱と大腸にはさんざん煮え湯を飲まされてきたと思う。ならば気にしないで海に入ってしまえばよかった。明日はそうしようと、上がってから誓った。


島で食事ができる場所は美美庵(読みはビビアンかと思うがみんみんあん)とふくまる商店の二カ所だけ。
美美庵。超満員。外に作られた10人掛けの席で待つ。スコールのような雨が降りしきり、屋根のない外席の食器が片付けられないままびしょびしょになっていた。


午後、山歩き。おじいさんに近いおじさんのガイド。一つ一つ立ち止まって話す話がすべて長い。寝不足と海の疲れで、睡魔に襲われる者多数。
辛い暑さではないが湿度がものすごく高いので汗が尋常ではなく出る。
展望台からの眺めはすばらしかった。


夜はバンガローでガイドのNさんが腕を振るった料理をいただく。炊事はみんなでやるという話だったが、結局山に行かなかったYさんとNさんで全部作ってくれてしまった。
酒が進んでとても盛り上がる。出発時は、こんなふうに盛り上がるとは思わなかったなあと思う。


たろうは姉と父に獣医に連れて行ってもらった模様。
食欲がないと言うのが気になる。相手が違うと思いつつ、神社にお願いする。