おだやか、晴れ

須賀敦子の手紙」
字がとにかくよい。

須賀敦子の手紙 1975―1997年 友人への55通

須賀敦子の手紙 1975―1997年 友人への55通

ヒュー・ロフティング「もりのおばあさん」
子供時代の本。「ドリトル先生」のロフティング作だったのか!とも驚いたが、検索したら数年前に新訳かつロフティングの挿絵つきで出ていて、しかも続編もあったことに驚いた。横山隆一の絵は最高だが、ロフティングバージョンも見たい。ぱんく、ぽんく、ぴんく、という名前のリズムとか、「ぶたはゆたんぽにするつもりなの」とか、猫にとっつかまってぺしゃんこになっているねずみとか、あらゆる場面が心に刻まれている。いま読むと、本来悪役のあかなすやろうが特に悪いやつとして描かれていないのが印象的。本当に
もりのおばあさん (岩波の子どもの本 (9))

もりのおばあさん (岩波の子どもの本 (9))

エレノア・エステス「百まいのきもの」
百まいのドレス

百まいのドレス

ちゃんと読んだ記憶がない。地味で暗いからかもしれない。しかし終盤の100枚のドレスの絵の場面はすごく鮮明に記憶に残っている。内容もすごく深い。いじめる側にはからずもなってしまった子の、ヒロイックな妄想とか。



明日の本放送に合わせて木皿泉脚本の「富士ファミリー」が再放送されていた。片桐はいりを始めとした出演者陣は大好物だけれど、まったくよさがわからない。演出もわざとらしい。小説「ゆうべのカレー、明日のパン」もあまり響かなかった。私が好きな作家や料理家の中に木皿泉を好きな人が何人もいるので、よさがわからないのは残念だがわからないものはわからない。私が必要としているものは木皿泉の作品にはないのだと思うことにする。



たろう、夜また不調。すず動揺。
相棒の不調に対して「迷惑ネ、すずは構ってもらえないワ」という顔をしているときはよかったが、すずが動揺するのはさすがにこたえる。


夜、BSのグレートレース。
さまざまな関係性と年齢と事情。見入る。