夢にMさんが出てきて、ずっと疎遠だったくせに私に何か愚痴を言いたい様子で、私も私でそれに応じる。カフェに入るが席が決められなかったりして話が始まらないうちに目が覚めた。
朝から暗い気持ち。
ダメな一日。
まず服で失敗。通販で買ったシャツをおろして着て行ったが、なで肩にまったく合わないので肩の布が大量に余って、昔のロボットアニメだったら外れてブーメランになって敵を攻撃できるぐらいのたるみができているし、胸周りはパツパツなので背中のタックがいっぱいに広がった結果膨らんで風船が内蔵されているようだ。袖は10センチぐらい長すぎる。あらゆる部分が合わない。試着の必要性を痛感した。
退社後、旅行会社にチケットを買いに行ったらとてつもなく時間がかかった。
まず宿の手配をしてもらったのだが、1か月半も先なのに空きが全然ない。ここ数年は外国人観光客が激増していて、そのせいらしい。
6時前に手続きを始めてようやく宿が取れたのが6時半ごろ。航空券の予約の確認に移る。航空会社に電話するのだが、台風18号が来ている影響かまったくかからない。旅行会社の社員さん何度でも何度でもかけている。丁寧にやってくれている。ありがたい。ありがたいのでもういいですとか言いづらくて、予約していた映画の時間が刻々と迫り、過ぎた。私1人で観に行くのだしというのもある。一方でそれは映画に対して失礼だった。結局電話はあきらめてもらって、自分でウェブで精算した。19時20分に旅行会社を出た。もっと早く決断するべきだった。
映画館は電車で5つ先の駅にある。向かいのホームから急行列車が発車するところだった。あれに乗れば5分で着くはず。走れば間に合っていのだろうか。そのあとの各停に乗った。結局上映開始から20分過ぎて映画館に着いた。本編もとっくに始まっているだろう。他のお客様の迷惑にならない席に変更しますと入場口で言われる。入場口の若者が劇場内の人と連絡を取り合って、最初左手奥の座席が内部の人から提案されたが、「それじゃ他の客の前を横切ることになる」と若者が却下。改めて別の席を選ぶのにまた時間がかかり、こうしている間にも映画は着々と進行していると思いじりじりするがしかし悪いのは自分、何も言えない。「これからは気を付けてくださいね」と通された。若者は映画館の人として正しい対応をした。
ついていないというか、自分がしっかりしていればよかったら防げたことだ。この年になってまだこんなにダメなのかという落胆。
映画は「ダンケルク」。
へこんでいる暇もないぐらいすごかった。