退社後、病院。
姉も合流。
6人の大部屋。
夕食時で、他にも見舞いが来ている人が二人いて、看護師が右往左往して、なかなかの混雑。
姉が会社の人が忘年会の景品として取っておいてくれたと、群馬土産セットを持ち帰ってきた。「かいこの一生」チョコが衝撃。


少し早めに持して吉祥寺にカレンダー展の搬出。2点だけ売れていた。がっかりもするが(電車賃でほぼ消える)、未知の人が二人も買って帰ってくれたことが嬉しい。
他に人もいなかったのでギャラリー主と話す。メールでもそうだったが、とても話しやすい感じのよい人。


スー・クレボルド「息子が殺人犯になった」を読み進める。
突込みを入れたい気持ちが湧くのはすべて打ち消す。あれだけのことをした人間を育てた者は攻撃してもいいのだという気持ちを。
スーさんは論理的に考えられ、自分を客観的にとらえることもできる賢い人だからこういう本を書くことができた。エリック・ハリスの親の方はどうなんだろう。
ディランと自分の性質にずいぶん似ているところがあるなと思う。


9時過ぎに帰ると父は寝ていた。
父が作った食事を終えてNHKドキュメンタリーを見ていた。冤罪で20年間服役していたという女性の話。見始めたときは、釈放後に女性の母親が行方不明になり探し回っているところだった。撮影している最中にこんなことが起こるとは。母親は認知症も発症していて捜索は難航し、いなくなる直前に夫婦喧嘩をした父親が「もっとやさしくしてやっていたら」と涙にくれているところで父が起きてきた。慌ててチャンネルを替えた。
テレビは地雷だらけだ。気にし過ぎかもしれないが。