終日、実家。
すず散歩2回。
おととしのリフォーム以来積みっぱなしの自室の段ボールを二つばかり解いてみるが、散らかって終わる。
収納が足りないし、物が多いし、減らせない。
吉井和哉「失われた愛を求めて」、スー・クレボルド「息子が殺人犯になった」、アン・H・ホワイト「へんなネコのセラピナ」を読む。


イエモンはLOVE LOVE SHOWのPVに撃ち抜かれて、BURNも大好きだが、見た目がチャラチャラしているので手は出なかった。
のに、なぜ吉井和哉の自伝を読もうと思ったのか忘れたが、しかしなんかとてもよかった。想像していた、毒親との愛憎みたいなのではなく(そうか、下世話な好奇心だ)、ほんとうにざっくばらんにこれまでの人生を語っていた。ここまで語らせるのは渋谷陽一の力か。
信頼できる人だと感じた。奥田民生トータス松本斉藤和義草野マサムネあたりと仲がいいのもとても信頼できる感じがあるがなんだろうそれは。
印象的な部分がたくさんあった。
冒頭と終盤に幼少期の近所の中華屋に行くくだりがあって、それがとてもよかった。
ロンドンでのレコーディングのときの、今わの際に思い出すやつみたいな場面もよかった。
自分のオスとしての魅力も売れる一因であったこと、ファンが、とかより、地方のラジオのパーソナリティーとかライブハウスの担当とかが、自分を推してくれるのがみんな女性なのだということを強烈に自覚しているのもよかった。
黒田育世さんに似てるなあとつよく思った写真があったが、よく考えたら育世さんではなく、育世さんの舞台によく一緒に行くKちゃんだった。

「息子が殺人犯になった」の息子とは、コロンバイン高校の銃乱射事件の犯人の一人だ。
読んで、知ることができてよかったことはたくさんあるが、一方で、子供もいない、社会的な活動も特にしていない私が知ってどうするのだろう、という疑問もある。
疑問で終わらせず掘り下げて考えて学んで行動することが大事なんだろうなあ。