9時、ドアホンが鳴る。お寿司屋さんがすし桶を回収しに来た。母も起きて、母がすし桶を返した。
寝なおす。
10時前、起床。母は玄関の外の箒などが積み重なっていた下に積もった落ち葉を履いていた。
精米機の使い方は入院中に忘れた模様。やかんが飲用のと湯たんぽ用と別れているのも忘れている。いろいろ忘れている。なにもかも元通りと言うわけには行かない。
11時過ぎても誰も起きてこない。11時半ごろ、父。
川越へ古村雪岱展を見に。最終日だし混んでいる。けど、都内の人気展示に比べたら余裕。
昼ご飯を食べたあとの睡魔と闘いながら見る。今まで見た展覧会の2割ぐらいは立っていられないぐらいの眠気とのせめぎ合い。他の人はそうでもないらしい。レッドブルでも飲めばいいのだろうか。
常設展で、被災した東北の漁港の絵の前に立ってはっとして時計を見たら15時15分。
ああ過ぎてしまったと思ったが、あの日とてつもないことになったのはこの5分後だった。
どら焼きと芋羊羹買って、小江戸を歩いて駅まで。
こういういところは誰かと来た方が楽しいよな、と思う。
Bちゃんとここに来たのはもう22年も前だ。Bちゃんはまだ大学生だった。今は結婚して一児の母だ。私はなんだろうなあ。
部屋に戻り、スウェットの残り縫う。袖がとてつもなく長かった。確認しようと思って忘れていた。全体の形はとてもよい。
9時前、実家戻る。
母がなんでも用意してくれる。