朝、姉と車で救急へ。
目は覚めたが酸素の濃度のバランスがまだ悪いので帰れず。
夜に来ることになった。
腹がぽっこりしているのは副腎皮質ホルモンがなんちゃらの可能性。やはりただの肥満にしては出すぎていると思ったのだ。
帰り際面会。
酸素室の中でぼわーんとしている。
姉と私がかわるがわる撫でて、先生が透明のドアを閉めた途端に置いて行かれると思ったのか立ち上がった。
待てしばし。



夕方、Mりんとまた揉める。
会議室で二人で話す。
Mりんも密室だと余計悪くなると思ったのか、ドア開けたまま。
最終的には雑談できるぐらいに話がまとまった。
お互い大人になったことだ。




他人に照射して初めてわかる自分。
「いつも勝とうとしている」と言われた。わからない。
Mりんがあらかじめ上から言ってきていると感じるし。
両方なんだろう。
そのつもりではないけれど、人と対立しないようにかわしてかわして来たので、ディスカッション慣れしていないのか。いざ向き合ってとなると実家で母や姉と戦ってきたのがそのまま出てしまうからかもしれない。言葉じりをとらえてぶっ潰そうとしてくるから、やっつけ返す以外に戦い方を知らない。というか戦いになってしまう。
しかしその戦いにワクワクしているところもある。


「他人の言葉の裏の気持ちがわからない」とずっと言ってきたし、実際わからない。
Mりんと話し合っているとき、何か少しそれに関する扉が開いたような心地がした。
人の気持ちがわかるとはこういうことか、というような。
やり過ごさないで向き合うことで、こうなるのかというか。
深く他人とかかわりあうことができるようになるだろうか。




ともあれ、嫌な気持ちではなく会社を後にできた。
9時前車で病院へ。
すず連れて帰る。
家に着いてリビングに入ると水入れに直行してすごい勢いで水を飲み始め、いつまでもいつまでも飲んでいる。さすがに心配になって空にしても、その空の皿の底をなめている。
1時近くまで腰を抜かしたように座ってハアハアいっていたが、横にころがしたらそのまま寝入った。寝ていると息は落ち着いている。