金柑画廊やりなおし。
オーナーのK子さんと同い年ということがわかった。
いろいろいろいろ話。
だいぶ遅れて民芸館へ。KちゃんとTさんは既に見終わって出てきたところ。二人がお茶をしている間に見る。
ウィリアム・ブレイクの本なんかあって、ずいぶん幅広く収集したものだなあ。
曽我物語」(和ませる素朴な絵柄で首はねてる場面と、自害するのに口から頭の後ろまで刀で貫いちゃってるのと)、「つきしま」(稚拙な絵で和ませるが、よく見ると人間が入れられた檻がいくつもある)とラッコ(にまったく見えない怪獣感)とが特に強く印象に残った。
原宿でTMTMのやってる流しそうめん。TMTMの彼氏さんもいてご挨拶。
すぐ離脱してNADIFFのトークショー。司会の人の一人称が終始「おいら」で、しかも冒頭は自分の絵を見せたいだけとしか思えない映像を見せられ、帰ろうかなと思った。だんだん面白かった。隣に飴屋さんのご家族がいた。
飴屋さんは自分の作品をドキュメンタリーと言われることがあるがフィクションとして作っていると言っていた。
お嬢さんとK口さんのメールの話をしていたが、それはお嬢さんに属する話なのではないか、それもまたフィクションにくるみこまれてパブリックに披露されてしまうのか、複雑な気持ちがした。その話が出たときにベンチをテーブルにして絵を描いていたお嬢さんがベンチに座りなおして体育座りで話を聞いていた。
終わって路地を歩いていたら肩を叩かれて、Iさんだった。先日の「日々の公演」の話を聞く。演劇を見込んだりしてない、全然素人の人のあるせりふのときが素晴らしかったという話。見たかったなあ。9日間(たぶん)全力でやったのだろう、「終わったら痩せた」とおっしゃって、実際、誰だか一瞬わからないぐらい痩せていた。
Iさんみたいに研ぎ澄まされた人と話すと、あたりさわりなく適当に話をしてしまう自分が強く認識される。わかってねえな、という感じ。門外漢だからわかってなくて当然なのだが。


部屋に戻って荷造り再開。どうにもリュックが閉まらない。
22時過ぎ、実家。父が望遠レンズとカメラ一台貸してくれた。