寒い、雨

2階の住人の一人は足の悪い高齢の男性だった。天井がきしむのは、何か介護用の家具があるのかもしれない。ということは以前挨拶に来たカップルは引っ越していったのか。

 

 

酵母でパンケーキ作って食べる。ちゃんと膨らむ。

これが中ったら処分するつもりだったが無事。

 

 

ルート・ブリュック展。この雨でさえ、チケット売り場は長蛇の列。

でも中はわりとストレスなく見て回れた。

3階は撮影OKなのでみんな写真を撮っている。もちろん私も。しかし一眼で一点一点作品とキャプションを撮ってる人がいて、それはちょっと違うのではないかと気に障った。展覧会はあくまでも作品を見ることが最優先だと思うから、そういう人たちにに遠慮したりはしない。

映像が上映されている場所が二か所、どちらも通路の途中で、かなり不便な感じ。係員のおじさんがひっきりなしに声をかけて、観る人と通り過ぎる人を誘導していた。車いすの女性が観られる順番を待っていて、融通して先に通してあげたりできないものかと思ったが、私も思うばかりでそれを進言する勇気は出ず。もっと能動的に行動しないと。

 

 

新宿に行き、オリンパスで修理が済んだレンズを受け取り、紀伊国屋で漫画と地図を買って実家。

オリンパスを出たころには雨はほとんどあがっていた。

 

明日は父の日なので、服部文祥の「百年前の山を旅する」と、「黒部の山賊」の文庫版を父に買っていった。前者は開いてあっという間に置いてしまったが(そんな予感はした)、「黒部の山賊」はずっと読んでいて、ここに出てくる双六小屋は母が一週間ぐらい手伝っていたという話を嬉しそうにした。

 

買ってきた漫画読む。「忍ぶな!チヨちゃん」はとにかく人物の動きが最高で、崩れているコマが一つもなくてすごい。そして登場人物みんな好きになる。チヨちゃんへの親友の歯に衣着せぬエールは自分にぶっ刺さってきて、勇気を出せないまま逃げて逃げてこの年になってしまったなあと思う。

せめてここから先の人生は勇気を出して行きたい。

がんばれ、チヨちゃん。

 

 

実家から、部屋。