寒いぐらいだ、雨のち曇り

横須賀美術館にスケール展を見に行く。ぐずぐずしていたら2時を回ってしまった。2時間かかる。

向かううちに、モヤモヤと堆積していたものが晴れてきて不思議。

展示は面白かった。

所蔵品もよかった。

ミニチュアハウスの映画館のところに職員だろうかおばさんがいて、中を照らすための懐中電灯を渡したりして、いろいろ教えてくれていた。私のほかに一人で来ていた女性(この人も先日と同じくTMさんに雰囲気が似ている)とが、中を照らしては盛り上がった。その女性とは当然ながら回るペースがだいたい一緒だった。谷内六郎館に行く途中のカフェの前に立ってメニューをじっくり見ていて、私もカフェで休もうかと思っていたので、ここで声をかけて一緒にお茶でもしたら新しい友情が生まれるような気もして、小説とかだとそういうことがあるな、と思い、彼女も同じようなことを思ったのかこっちをちょっと気にするそぶりを見せたが、なんとなく素通りして谷内六郎館に入ってしまった。日々こうやって、何かが始まるきっかけをやり過ごしてしまっている。

谷内六郎の原画は初めてか2回目ぐらいで、週刊新潮の表紙で見るよりも色が考えて選ばれていて、特に空の感じがそれぞれに違って、とてもよかった。文章も人柄が出ていてよかった。

見ているうちに閉館時間になり、出たら先ほどの女性はテラス席でまだ食事中だった。

私もカップルのいるテーブルを挟んだテラス席でお茶をした。正面はクローバーが点々と生えた芝生の広場の向こうに横須賀の海。天気が良かったら最高だろう。風があって寒かった。

 

 

実家へ。

「いだてん」を見ながら夕食を食べていたら、弟一家が車を返しに帰ってきた。谷川岳の方に一泊で登山していたとのこと。甥っ子の目が疲れからか死んでいた。