見舞いにいちばん行きたいし行くべきなのは母だが、もう一人で出かけることはできないから送迎が必要で、タクシーは料金が馬鹿にならない距離だから現状は私が車を運転して一緒に行く以外ない、という状況について意識し始めると精神的に厳しくなる。
そろそろ疲れてきたのだ。
今日は口を開く気にもならない。生理も近いし。朝の夢見が悪かったせいもある。あと、気圧もだろうか。
終日、一歩も家の敷地から出ない。
姉が気遣ってくれた様子。
母もなんとなく伝わったのか見舞いに行きたいと言わない。
録画していた「ゲゲゲの女房」とか、正倉院宝物のNHKスペシャルとか、それが終わってテレビに戻ったらシルクロードのパルミラ遺跡とか、観る。母、喜んで観る。
夜は姉が作った牛丼。モリモリ食べる。
「いだてん」久々にリアルタイムで観る。
母はまた少し忘れが進んだようで、弟が独身のままということになっていた。
そういうことも、疲れていると特に、少しずつ心を削っていく。
昨日作って今日も姉のリクエストで作ったスープがなんの奇跡か無闇と美味かったのでメモ。
とりささみを削ぎ切りにして、酒と塩をバサッとかけて揉んでしばらく置く。
セロリと玉ねぎを適当に切ってバターで炒める。
水かお湯を加えて煮立ったところにささみ投入、2分ぐらい煮る。
火を止めておいとく。食べるときにまた火を入れる。
昨日は最後に牛乳を入れて煮立てたが、なくても美味かった。今日は肉を揉むのに片栗粉も追加した。この方が肉がパサつかない気がする。何が幸いしたのか謎だが確実にやたら美味い上に安上がりで簡単なレシピが一つ出来たことで幸せ度が少し上がった。簡単な性格でよかったと思うときだ。