蒸す、曇り

ピーター・ドイグ展

 

 

新宿へ出てオカダヤで真綿を買おうとしたら品切れだった。不定期入荷らしい。

せっかく来たので「アングスト」観ようかとシネマートに行ってみたら19時の回は売り切れだった。21時の回を観るとすると雨に遭うかもしれない。傘がない。あきらめる。エレベーターで一緒になった小柄な男の子(高校生?)ももぎりのお姉さんに「アングスト」と言っていた。21時の回を観るのだろう。彼はエレベーターに先に乗り込んで「何階ですか?」と聞いてきた。紳士。

伊勢丹冷やかしてローズベーカリーで休む。

ふんぱつして1200円のスコーンのティーセットを頼んだ。「飲み物はつきませんが…」と店員の女の子に言われて「えっ」と驚いたらハッとして他の店員に聞きに行った。普通についてた。そして出てきたスコーンは1個だけだった。これで飲み物つかなくて1200円だったらいくら伊勢丹とはいえさすがにすごいな。

ユーロスペースの「はちどり」19時40分の回に行くことにする。席は全然空いていた。

3階でチケットを引き換えてトイレに行って出てきてベンチに座って開場を待っていたら、正面の受付に座っている女の子が誰にともなく「「はちどり」は2階でーす」と告げたがベンチの逆の端にも男性が一人座ってたが実質私に言ってた。慌てて荷物まとめて下りる。

前に上映していたロシア文学者をモデルにした映画のトークショーが終わったばかりで、ロビーがざわざわしている。登壇者が外で立ち話していて、ドキュメンタリーを撮っている女性を紹介されてたり、仲間の一人は何かを翻訳途中だったりして、なんとなく「おおおーー」と思った。高度な文学の現場、というか。

客席はコロナ対策で1席ずつ空いていたが悪質な隣客の引きは以前強烈であり、隣の男がオープニングクレジットが始まっても尚スマホをいじっていて、あからさまにそっちに顔を向けて牽制してもやめない。スクリーンで注意喚起の動画が流れているときは意識してなのか画面を見ていなかった。こりゃあかんと思い、前の列がずらりと空いていたのでクレジットが終わらないうちに急いでそっちに移った。始まってからも大柄な男だったせいもあるがたまに座席にぶつかってきて、何事もなくとはいかなかった。こんな文学的映画でさえそういう客がいる。なぜ。

 映画は素晴らしかった。

 

街に黒い服を着た人が多い。

 

映画終わって出たらDさんから落胆したLINEが来ていて、都知事選挙の結果が知れた。

私も落胆する。

あの大行列はなんだったのか。

 

 

部屋、木曜ぶり。少し黴臭い。

「愛の不時着」1話観る。面白し。ヒロイン韋駄天。

布団に入ってから急に腹痛、水様便。上の階の人に申し訳ないなあと思いながら何度もトイレの水を流す。