父、しょげしょげ。
退社前、父がまたしりもちをついて立てなくなっているというLINEが入る。
文面にこれまでより緊迫感があるので、スーパーと図書館は寄らずまっすぐ帰る。
家に着くとベッドの裾まではたどり着いていた。
あちこち相談して病院の救急外来へ。姉は母と留守番をすると言うがさすがにこの状況で何が起きるか不安。妹力が出た。姉が折れて弟を召喚し、弟が会社から家に向かう間に3人で病院へ。
CTとってもらって転倒の影響は全然ないという結果。ひとまず安心して帰り、弟の作った冷やしラーメンを食べた。
介助を弟にやってもらい、力持ちになっていると、久々にうれしそうな笑顔で父。
足はどんどん衰えているふうなので、食卓で使っている事務椅子を車椅子がわりに転がして移動。
自分の家に帰りついた弟と勉強をしていた甥っ子とFacetTimeで電話。父はあまりしゃべらない。「顔が小さくなった」と言うと甥っ子は気を遣ってしまったのか言葉に詰まってしまった。小6なのにひげが生えてきたことを気にしていて、弟に言及されて頭からトレーナーを被って目だけ出してみたりする。
父母早く寝る。
自分も風呂に入ってそのまま寝ればいいのだが、きりのいいところまでとカーテン縫う。
床に就き、しかし興奮しているのか眠気は訪れず。3時ごろに下で物音がするので起きて行って階段の途中に座って様子見。母がトイレに行き、居間に入っていった。閉まっていた寝室の引き戸がガラッと空いた。行くとベッドの裾に父が腰かけていて自分で事務椅子で移ろうとしているので制止して介助。「そのために来ているのだから頼ってくれ」と言うと、病院でも看護師に同じことを言われたと穏やかな目になって言った。
姉も降りてきた。
事務椅子作戦はうまく機能したので少し安心する。就寝。