あたたかい、晴れ

昼前、弟来る。重要書類の捜索。

留学時代に母が描いたスケッチブックが出てくる。結婚後、我々が生まれてからの父への手紙の下書きらしきもの、父が挟んだらしき植物標本が挟まっていた。3つの時代。

 

昼飯前に家を出る。神代植物公園へ。

調布からバスに乗る。

結構たくさん乗る。最初の方に並んでいたので奥に座った。大きなベビーカーの家族連れがいて、大きすぎて乗車口から入れないので降り口からベビーカーを入れようとしているが結構重いらしくて持ち上げようとした奥さんがよろよろしてるのが窓越しに見えた(旦那さんは子供を抱えていた)。そうしたら、周りにいた多分無関係のいろんな年齢の男性たちがわーっと寄っていって、一斉に手助けをしていた。日本捨てたもんじゃないなと思って結構胸を熱くしながらそれを見ていた。

 

公園行きと行き先に書いてあったのに、何を血迷ったか途中で降りてしまい、お寺の方の入り口から入ることになった。結果的にバラ園には近道だったのでまあ…いい。

お寺は七五三でもあるのでめちゃくちゃ混んでいる。

公園もたいへんにぎわっているが、こっちはだだっ広いので人との距離は常に遠い。

秋のバラ花盛り。しかしでかい。でかさに圧倒されながらじっくり見て回った。

 

帰りのバス、調布駅に着いて最初ぐらいに降りた若い男性が、つんのめったのだろうかいきなり前にだだーんと倒れて、そのまま動かない。人がわらわらっと集まった。幸い一人ではなく仲間がいた。私が降りるときもまだ四つん這いになってそれ以上動けず、こちらは見ず知らずらしき若い女の子たちが手持ちのティッシュやウェットティッシュをあるだけ渡そうとしていて、ますます日本捨てたもんじゃなかった。そういう親切の発揮を私はできないので見習いたい。

 

 

「おらおらでひとりいぐも」観る。原作でなんだか息が詰まるような感じだったのが、桃子さんの内側の寂しさが取り出して外に置かれて、外側に開いた感じで、なにしろ縁側を開け放てば風が入ってくる、しかしやはり桃子さんの内面のことであり。

とてもよかった。

エンドロールの名前の出方もよかった。歌がまたこれ、ハナレグミときて。

蒼井優東出昌大が「スパイの妻」に引き続いて共演していて、蒼井優はもちろんとても最高なのだがこの役としてはかわいすぎるのでは…とはおもった。

母と少し共通点を見出すなどした。

狭山丘陵。 

久々に部屋で寝る。

 

イモタロウ、うっかり床に落ちたところを母に踏まれてしまったらしい報告が届く。