スマホのアラームで夢から覚める。
パッと起きて支度できた。
現地まですべて順調。列車は空いている。
茅野駅から全身か半身麻痺の車椅子の女性とその家族の女性が乗る。バス会社の人の対応がとても丁寧でよかった。アラスカを思い出した。乗るときも降りるときも連れの女性は何度もお礼を言っていたが、本当は当たり前に乗ったり下りたりできるようになればいいんだよな。そして東京でこの対応を望むのはまだ難しいんだよな。車椅子やベビーカーには狭すぎるようにできている。心も。
なだらかな丘並を臨みながら進むバス。空は真っ青。木々は真緑。最高オブ最高である。
車山高原で大半が、車山肩で私を含む全員が降りた。
駐車場はほぼ埋まっていて、人がたくさん。
ころぼっくるヒュッテもほぼ満席で、昼食がわりにソフトクリームを食べて歩きだした。
クヌルプは閉まっているようだった。
隣のカフェで昼を食べた。カフェへの道を歩いていると次々と元気な高年グループ10人以上とすれ違った。カフェは先客男性一人のみ。タイミングよし。
頼んだカレーが来てじきに男性が帰ったので、空いた特等席に移動して満喫。
八島湿原を目指す。
人はいるけど数分に一人すれ違う程度で、実にゆったり。
木道が続いて、休憩できる場所がほとんどないのが少し残念だ。
最後に休憩できたベンチで腑抜けたように座っていると目の前を次々に人々が歩いてゆき、自分も行かねばという気持ちになるが、いやそうではなくゆっくり絵を描きたかったのではないか?と思い出してクロッキー帳を取り出した。
そうなると時間が足りない。
帰りのバスはほぼ満員。
茅野駅に着くと人でごったがえしていた。
駅の立ち食いそば屋が大人気。わたしもかき揚げそばを頼む。
ここは熱いのしかない。あとから来た人々が次々に驚いている。経営母体が変わるという貼り紙があったが、ここは変わるのだろうか。でも冷やにするには一度水で締めないといけないから、無理か。
特急は途中から立ち席が出ていたようだ。子供のころの山登りを思い出す。ずっと立ちっぱなしで弟がぐずり、客同士もぎすぎすしていた。
八王子も人でいっぱい。
熱中症になったらしく頭がずきずきする。今日は部屋→実家のつもりだったが体力的にきつそうだと姉に連絡をするとすんなり受け入れられた。安堵。
「虐殺器官」を眠気の限界まで観る。残り15分。
けどなんか、主人公なんだろう?という感じだし、動画はよく動くけど登場人物が全員人形みたいなのっぺりした表情だし、日本人が書いているのにアメリカ欧州だし、伊藤計劃はやはり合わない。