ちょい寒い、薄曇り

姉が勧めていた今井次郎のドキュメンタリーを観に行く。

始まるまで時間があるので一階のカフェでビール飲みながら読書。しかし目の前の屋内ではお笑い?のイベントで大騒ぎであり、背後のテーブルでは映画関係者らしき三人の男性の尽きない話も大声であり、イヤフォンを忘れたことが悔やまれた。

映画はとても良かったのだが開演直前にトイレに行ったにも関わらず生理終わりで代謝が良くなったせいか単純にビールのせいか、後半は尿意との戦いになってしまった。特に後半は病気になって亡くなるまでを時系列順に追っていく構成なので、早く終わってくれと願うことは早く亡くなってくれと願っているみたいで、罪悪感がすごかった。

上映最終日でトークあり。編集の結果入れられなかった音声などを流してくれた。

病院食で作り続けていた造形は、例えばキャラ弁とかデコレーショントーストとかとの対極にあり、つまり悪い言い方をすれば「汚い」のだけれど、その汚さが生きることへの戦いのようで、そこまでわりとにこにこふわふわおっとりした朗らかな人間像を見てきたが、内面の激しさというものをやはり持っていてここに現れた、と思った。

 

帰り、電車に街に、酔っ払いが明らかに増えた。