さむしさむし、晴れ

久々に早起きして電車も乗り遅れず奥多摩へ。

Tさんに便乗して東京都水道局の枝打ち講習に参加である。

スパイク付きの地下足袋を借りる。

事務所から車に乗せてもらって20分ぐらい走ったところの小さい登りの向こう側が作業地だ。つづら折を上り始めて少し経ちようやく体が温まってきたころ、私から数人先を歩いていたおじいさんがいきなり前に倒れた。

いびきが聞こえて、みんなが「これはまずい」とあわてて仰向けにして、そこからは心肺蘇生をする人、下に降りて救急車を呼ぶ人、おじいさんの耳元に何度も呼びかける人(彼女は2回目参加でおじいさんの知り合いでもなんでもなかったが、女性の声のほうが通るだろうと判断してずっと声をかけ続けていた)、全員が必死だった。私は下に降りたTさんとLINEで連絡を取り合う役を勝手にやった。

消防隊と警察が来て、蘇生を続けながら担架で下まで下ろしておじいさんを乗せた消防ヘリが出発するまで1時間ぐらいか。

無事を祈る。

講習は当然ながら中止となった。事務所にUターンし、2階の模型で枝打ち器の使い方をちょっと練習させてもらって、Tさんと二人で駅前のビアレストランに行った。

そこからは普通の週末。

 

 

帰りの車で同乗したのはTさんと私と、2回目参加の私たちと同世代ぐらいの女性、今回初参加の若い男性。

女性はバリエーションルートを一人で歩いていて道迷いになり、ヘリに来てもらったことがあるという。と聞いたら、Tさんはヘリに間違えて追いかけられたことがあるという。

男性はマイ地下足袋を持参していた。週末農園を借りていて、そこで使っているそうだ。

二人とも、話せば更に面白いことが聞けそうだった。

というか、わざわざこういう講習に参加するぐらいだから、こちらが興味を持つだろうことをたくさん経験しているはず。

いろいろ残念。

 

Tさんはさまざまな経験をしているし実際面白いのだが、自分だけが永遠に話し続けてしまうところがある。面白がって相槌を打ってばかりいると5速に入って息継ぎの間もなく次々話し続けるから、だんだんこっちが窒息しそうになってくる。

友人にも一人いるが、本当に、記憶の引き出しを開けるスピードがマッハ。

帰りの車ではTさんはボックスワゴンの一番後ろの席に一人だった。これぐらいのハンデがあってちょうどいいぐらい。