ちょうどいい、晴れ

有楽町で「唯一、ゲオルギア」。

移動して「エブリシング・エブリウェア・オールアットワンス」。

振れ幅が大きすぎた。

 

「唯一、ゲオルギア」は「映像の世紀」を見ているようだった。内戦でむごたらしく殺された遺体がまんま出てくるのでビビる。でも故国がそうなったということなんだよな。「皆さん、ごきげんよう」の冒頭二つ目のシークエンスも、想像ではなく身の回りに起こったこと。

字幕の情報が膨大なのでしばしば気が遠くなる。ナレーションのフランス語が少しは聞き取れるので、勉強がてらそっちも聞いてしまうせいもある。

3部はさすがに時代が近いので集中できた。そこまではジョージアという国の歴史の話をしていたが、ソ連に組み込まれたら語られる歴史はソ連の歴史だ。そういうことなんだ。

シュワルドナゼ(シュワルナゼ)は知っていた。

善のシュワルドナゼに対して悪のガムサフルディア。チャウシェスクと呼ばれていた。

そしてここでも群集。弾圧にかかる軍。国策映像のナレーションの勇ましい調子(北朝鮮の国営テレビと全く同じ)。

 

ジョージアのいろいろな映画のシーンもさしはさまれる。第1部で、水槽に象やスターリンの像を沈めていた映画でレコードをかけるシーンでかかった歌が聴いたことがあるやつで、あれなんだろう。

 

一風堂で夕食食べる。隣も向いも替え玉を頼んでいた。