分水嶺みたいな気温、曇り
「どうしたの?」以降、お肌の調子がめちゃくちゃいい。
「リック」観る。
美しい青年を出すまでがめっちゃ長い。客寄せパンダとして使われたわけじゃないのだなと思った。
撮影も構図とか考えてあって、飲んだくれの爺さんとかもいい味を出していて、かなり誠実に作ったんだなという印象。
ブラッド・ピット、結構下積み詰んでたんだなと知る。おまけの撮影秘話では役を得るため、そしていい映画にするためにかなり頑張ったエピソードが紹介され、それだけ一生懸命だったのにユーゴスラビア解体で10年もお蔵入りになるとは気の毒としか言いようがない。ともあれ、散逸したフィルムをプロデューサーが丹念に集めて完成させたそうなので、その辺も誠実さを感じる。
そして足がおそろしく長い。
演技力はよくわからないが、お父さんと酒場で飲むシーンはよかったな。というか、お父さんが実はあまり演技上手じゃない気がする。
彼女が上演していた演劇の演目はなんだろう。あるとして。
重ねて涼しい、曇りしかるのち雨
ラルサ・バビロン死す。
パン屋のイートインのカウンター席で昼食。
隣に1歳?ぐらいの赤ちゃん連れのお母さんが来た。
赤ちゃん、たびたび金切り声をあげる。お母さん、その都度あやす。
気になるだろうなー、こっちは気にしないんですよー、かわいいですねー、いくつー?みたいな、何かこうポジティブな、田舎のおばちゃんのような欧米人のようなかかわり方をしたいのだが私にはその回路というか機能がない。せめて読書に普通に集中して、平気な感じをアピールした(実際気にならない)。機能がほしい。
まことに涼しい、曇り
昼食後出て、3331でポコラート展。Sさんも今日行ってたのだったが、2時間ぐらいニアミスだった。
前回見たのはポコラートの公募展だった。
ヨックム・ノルドストルムもあった。少し驚く。アウトサイダーアート展じゃないのだ。絵の具アレルギーで、アレルギーの出ない絵の具に出会うまで使えなかったらしい。
高等美術教育を受けた人が結構いる。
作ること、描くこととは…ということをやはり思う。
素晴らしい木炭の作品があり、地の黄色っぽい色がとても良いのだが、全部黄ダンボールに描かれている。アルシュ紙では絶対にない、ということについて、とか。
作った場を離れて、アクリルケースの中でひとつひとつ恭しく飾られていることとは、とか。標本。
最後の部屋の、施設に入るときに持ってきた家族のアルバムから写真を剥がして、毎日撫でた結果角が取れたどころではなく河原の石のようになっているのを並べてあるのに、なんだかとてつもなく衝撃を受けた。真ん中の島にあったのを、すっかり気がつかずに出てしまうところだった。これを作品と名付けて展示することにした人の考えを知りたい。
有楽町まで歩いて、o junさんの展示を、一つはビルの外から、一つはビルの壁に描いてあった、を、観る。
皇居のお濠に白鳥がいた。すっぽんもいた。カメラで割と夢中になって乗り出して撮ってたら、ボトルホルダーに入れていた眼鏡が落ちた。縁石に乗って止まった。横にいた女の子たちが「水に落ちなくてよかった」と言ってくれた。昔なら恥ずかしくて発狂していたところだが、「驚かせてごめん」という心境。
新宿へ。山手線のどっち方面に乗ったものか迷って乗換案内を見たら上野方面に乗れと出たので考えずに乗ったら、神田で中央線に乗り換えるルートだった。やられた。走らずには済んだが、買い物の時間も何か腹に入れる時間もなかった。
「子供はわかってあげない)。「サマーフィルムに乗って」に続いてショートヘアの女子高生の眩しい青春。しかし原作ファンとしては尺が足りなさすぎた。同じキャストとスタッフで五回ぐらいでドラマにしてくれ…。
空腹だったせいかS字結腸がまた痛くなり、後半は右に左によじれながら観た。
隣席運としては一つ空いて隣のオッサン、上映中に3回も飴を食った。毎度2分ぐらい袋をガサガサ言わせてから取り出すので殺意が噴きあがったが、エンドロールで一緒に歌っていたのでなんだか許してしまった。
部屋へ。
ローソンで、外食しないのだからと奮発した450円で300mlしか入っていない瓶ビールを買った。細いので気をつけないとと思っていたのに、乗せたお盆を持ち上げた途端に真っ逆さまにひっくり返って床へスローモーションで落ちて行った。割れなかったし着ていた寝巻にもかからなかったし風呂上がりでバスタオルを首に巻いていたおかげで即座に拭けたので大惨事ではないとはいうものの、半分が消えた。嗚呼。