未来の食卓




南仏のある村での、有機農法への取り組みのドキュメンタリー。


地域の学校・老人ホームなどへの給食を手がける施設で有機農業の食材を用意する。
食べるか食べないかは子どもたちの自由。


父兄(って、もはや違和感ある言葉だなあ)と学校の話し合いとか、
さすが問答の国フランスと思う冷静さ。


冒頭、小学校の給食風景が現れる。
従来の給食。
食材一つ一つに使われている添加物を次々と列挙する。
ソーセージ、レンズ豆の缶詰、バナナ、果ては水まで。
すごい説得力がある。

勇ましい有機農業の歌を子どもたちに歌わせるとか、
農薬散布による農民の発癌率についてとか、
疑問はぷちぷち浮かぶ。


それはそれとして、ローマ水道の下でピクニックって、いいなああ。
そして何よりおいしそうだ。


この取り組みをしている人たちが「奇跡のリンゴ」を読んだら何と言うかな。