あれから

4月11日が誕生日でした。
あの恐ろしい日からもう一ヶ月がたとうとは。
はるか昔のことのように思う。

特に11日の日中は、
空はやわらかに晴れ渡り、
桜は吹雪となって風に舞い、
緑道のベンチに座ってそれを眺め、
震災から初めて、心から安らかな気持ちになった。

しかし、夜には雨が降り、大きな余震が見舞い、
ことはまだ続いていることを思い出さされた。

被災地の人たちは、忘れることなどできない地続きの現実を生きている。
福島では、限界の状態で戦っている人たちがいる。
忘れてしまいそうになる自分の能天気さにがっかりしながら、
忘れない努力をして暮らして行こうと心に刻んだ。


ふわふわとぼんやりと暮らして来た日々と、訣別するときなのだな。
できることを、出来る限りやる。