朝。
目の前を若いお嬢さんが横切った。
さらさらロングヘアーと
薄地のロングスカートが風になびき、
ほっそりした体にぴったりしたカーディガン、
ダメ押しで白い肌が初夏の朝の光を反射して、
それ自体がレフ板のようにきらめく。
なんというかすごい完成度。
人々がこぞって目指すホワイトニングの正解は、
つまりこれなんだなあと思った。
なんつってる私はと言うと、春の間ずっと
日焼け止めを塗り忘れた顔をマスクで覆っていたため
マスク型にやけ残っているような気がする。




すずの冬毛を取る。
いくらでも取れる。
後足の外側など、取ったところ一円が
皮を一枚はいだかのように1センチぐらい陥没するぐらい
冬毛分厚い。


すずは食事時のおねだりで、
示威行為をするようになった。
「ぴよー!」と不満げに鳴く。
たろうは持久戦。


たろう、咳増える。
でも元気。