風強く暖かい、晴れ

叔母告別式。
昼なので半休を取り、獣医に寄ってたろうの薬をもらう。
乗換駅で両親と遭遇した。
駅のホームで父が母に「背中が丸まっている」と注意するのを見て、
前日の通夜の精進落としの席についた母がものすごく小さく見えて、
まるで老人で、いや実際老人なんだけれども、
軽くショックだったことを思い出し、
父も同じように衝撃を受けていたのかもしれないと思う。
その一方で、ずいぶん離れたビルの航空障害灯(今調べた)が
人間と区別がつかないまでも見分けられる視力の母。



叔母出棺まで見送って離脱。
駅までの連絡橋を渡ると、風が強くて
遠くの新緑がざわざわと揺れているのが見える。
五月のように気持ちのいい晴れだ。
晴れ女自慢だったなあ、叔母さん。