寒い寒い、雨のち曇り

会社行かない。
皿を洗う。洗濯をする。米のとぎ汁を捨てる。
あとは食べるか読むか寝るかして一日終わる。
今日観に行く予定だった公演のことを完全に忘れていた。5800円が消えた。でもそういう日だ。
昨日Instagramで、休日だが空がどんより暗いので寝て過ごしたみたいなことを書いている人がいて少し呆れたのだが今日は自分がまさにそうやって過ごした。


「女性号」の山内マリコの話を読む。新緑が嫌いという子が出てきた。芽が出るとき、木は絶対痛いよと言う。言われてみればそうかも知れない。
昨日読み終わった若菜晃子さんの「街と山のあいだ」では、萌え出るか出ないかぐらいの新緑がいちばん好きだと指導教授が語る場面を、よいなーと思いながら読んでいた。



夜。
たろう、大暴れ。でもそんなに食べないし飲まない。
尿の臭いがまた強くなった。


ジャコメッティ」返却日が過ぎてしまった。図書館に返す。読み進んだページを覚えておいて買った方を開く。10月17日だった。


実家の庭に猫が居ついている。まだ若い。
ある夜車庫に出たら、奥のゴミを積んであるあたりからトラ猫がサッと逃げた。そこがせめて暖かいから寝ていたんだろう。
それでダンボールの中に、裁縫にはまり始めたころに縫ったが生地選びを間違えて着にくくて持て余していたセーターを2枚敷いて置いておいた。
今日帰ると、トラ猫はその箱の中から頭を出してこちらを見ていた。出てきた母に見せようと呼ぶ間に飛び出して逃げてしまったが、夜たろうを用足しに出すたびに箱の中からこちらをうかがっていた。虎猫が二匹。サビ猫1匹と虎猫一匹と思っていたが、サビ猫はあぶれてしまったらしい。
居間は暖房をこれでもかときかせている。犬用ベッドの上ですずが居心地よさげに伸びをすると、外の冷気に包まれてダンボールで身を寄せ合って暖を取っている猫の姿が頭に浮かんで複雑な気持ちになる。