雲が秋仕様。
花椿の「ダルちゃん」。少し自分を投影してハラハラ読んでいる。でもフィクションとして見ているし、最後はダルちゃんが救われて終わるだろうと思っているから暗澹とはしない。
しかし読んだ後にさまざまな人の感想をTwitterで読むと結構ダメージを食らう。特に切り捨ててしまっている人の意見。
私もダルちゃんと同じように救いようがないんだなとなってしまう。
特に今日は、この主人公は全然他人に興味がない、自分のことしか考えていない、と長々と語っている人のを全部読んでしまって、相当に食らう。
他人にどうしてもちゃんと興味が持てなくて、自分のことばかり考えていて、だから自分はどこまでも独りなんだな。
人間としてダメという評価、そういう呪いに積極的にかかりにいく節がある。
私がダメなのは私がいちばんよく分かってるので、指摘されるまでもないので、勘弁してくれませんかね、という卑屈な部分。なかなかなおらない。
なおらないならなおらないで、その部分を抱えながらうまいこと生きていけるようにしたい。
朝永振一郎の、50代ぐらいで若いころを思い出して書いた文章を昼に読む。当時の挫折感も劣等感もさらけ出していて、なんだか救われる。
そして風景の描写がとてもうつくしい。
松家仁之の「火山のふもとで」は少しはこの人がモデルになっていたりしないだろうか。
プール行こうと会社を出て、スマホを見たらKちゃんからLINEが来ていた。
千葉へ。
KちゃんとN先生とTさん。神楽を見てきたとのこと。
仙台に一緒に行った大将のお店でたいへん楽しく過ごす。
日中の闇はなんだったのか。
照ったり曇ったりだな。