弟来る。
来たら交代で出るつもりだったが人形のスカートを作っていて昼になり、弟が用意してくれた昼食食べる。
雨が降ってきたので歩いて部屋へ。途中から豪雨になる。調節後のルナサンダル絶好調。
びしょびしょになって部屋に着く。変わりなし。
洗濯機回してとりあえず昼寝。
絵具のラックをふと見たらもういつ置いたのかも覚えていない冊子があって、手に取ると 「くらやみに、馬といる」だった。編集者さんがカバー写真を撮影した時の話をTwitterでつぶやいているのを読んだばかり。
深夜、「もう終わりにしよう。」観る。ネタバレある。
冒頭でミシンが出てきた。たった今までミシンを使っていたので「うっ」となる。
ホラーでもサスペンスでもなく、どんどん「これはなんだ?」という展開が畳みかけてきて謎中の謎。ラストシーンのまがまがしい美しさ。
デビッド・リンチ(世界にそこしか存在しないみたいなアイスクリームショップ)とか「ファーゴ」(雪の中に停まった車とそのわだちのの俯瞰)とか「サイコ」(冒頭の女性が主人公かと思いきや)とか、いろいろ連想する。
「もう、終わりにしよう」となったのは彼女じゃなくて彼だった。あり得たかもしれないヘンリー・ダーガー。ドキュメンタリーを見ると決して完璧な孤独というわけでもなく、大家や近所からそれなりに好かれて交流していた様子のダーガー。一方、名もなき掃除夫の圧倒的な孤独感。知性は人一倍あるけど教育を与えられなかった人の頭の中でこねくり回された物語。
トニ・コレット、またこんな役来た!と思ったか、逆にこんな役をやる楽しさにはまってしまったか、どっちも全然考えてないか。どうなんだろう。
ムッソリーニの電車 、フロイト、ジョン・カサヴェテス「壊れゆく女」、デビッド・フォスター・ウォレス、アンナ・カヴァン「氷」。