映像アーティストのトークショーに行く。
開場が押していて並んでいたら、
きびきびした初老のご婦人がやってきて、
これはトークショーの行列かと尋ねられた。
そうだと答えると「あら開場時間過ぎてるのに!」と
少しいらっとしたご様子を見せた、
途端に開場したので、「開きました」と言った。
微笑んだ。
どうやらアーティストのご母堂のようだった。
ふんわりした息子さんとビシッとしたお母さん。


後ろの席に座ったおそらく美術系の
女子大生二人組が夏フェスの話をしていた。
しかし
A「行こうよー」
B「行きたいねー」
しばしフェスの話
A「行こうよー」
B「行きたーい」
しばしフェスの話
A「わたし企画しちゃおうかな」
B「いいねー」
と靄がどんどんかかっていき、
そのうち開演した。
Bちゃんは行く気がないんじゃなくて
先送りにしてあとでじっくり
考えたいだけなんだろう。
私もそうだ。
そういうふうにしないタイプの人も世の中にはいるだろう。
など、トークショーも面白かったが、
いろいろ考えるネタが出来た2時間だった。