N嬢の家に猫と遊びに・・・いや、打ち合わせに行く。
素敵マンション!


西加奈子「こうふく みどりの」。
対の作品「こうふく あかの」があって、
この装丁の色は「ノルウェイの森」フォロー?オマージュ?
大阪弁の本文のリズムが気持ちいい。
さまざまな事件が起こるけれども、
主人公はどの出来事の当事者にもなっていない。
それは物語が終わったあとの物語だな。
語り手不明の章が字体を変えてさしはさまれるが、
終盤、思いがけない人物を覆っていた
きれいな衣がずるりとはがれる。
というところは姫野カオルコの「ツ、イ、ラ、ク」と一緒だ。
こっちの方が業が深いか。
あれも関西圏の14歳少女が主人公なのだった。
そういや「エヴリシング・フロウズ」も。こっちは男子。
楳図かずおの漫画も「14歳」。