着るものに悩む涼しい、雨

ホテルオークラの本館が9月から改築されることになり、
昭和の美しい建築はもう見られなくなると友人から知らされて、
せっかくなので見に行った。
ロビーと中二階へ行った。
木材がメインになったどっしりした空間だ。
リフォーム前の実家の壁や廊下を思い出した。
とっかえて清潔に快適になるけれど愛着は消えゆく。
とはいえそれは旧世代の愛着であって、
その後の世代はまたその後の世代として
愛着を育てて行くのかもしれない。


友達に撮ってもらった自分の写真がもはや隠しようもなくおばさんで、
わりとショックを受けた。
脳内の自分像と現実の自分像がどんどん乖離していく。
まあそれはそれでいい。
他人から見た自分なんかほっとけばいい。


昼に書いた文章を読んで胸が暖かくなったと友達が言うので、嬉しくなる。