祖母3回忌、祖父50回忌の法要。
出席者がだんだん減って行く。この世から。


甥っ子は、「読」という漢字を最初は正しく書けていたのに、
友達から間違った書き方を「これが正しい」と言われたので
そっちで覚えなおしてしまってなおらない。
前日の運動会でかけっこは2位。もうちょっとで1位だった。



時間が間に合ったので、都現美で「キセイノセイキ」。
強くイメージを喚起するもの。
林立して炎上する焼夷弾
敗戦後蒔いて、おびただしい量がとれたカボチャ
うつくしさとか醜さとか。
1900年から1945年までの間に何があったかを、
街頭でさまざまな人に答えてもらったビデオがあったが、
無知や偏った意見ばかりを選択している感じがした。
実際はどうなんだろうか。
といったさまざまな感想が、最後の古屋誠一の写真で
吹っ飛ばされた。
高層マンションの上から、横たわる妻の死体を写した写真。
を、ためつすがめつする観客の私たち。



岸本佐知子編訳「居心地の悪い部屋」文庫版。
久々に文章にのめりこんだ。
特に「ケーキ」。すごい。イメージの力。