快適、晴れ

涼しい。
朝から税務署リベンジ。
昨日は無人だったが今日は数組の先客あり。
チェックのシャツの小柄で細身のオッサンは足を高らかに組んで貧乏ゆすりが止まらない。こんなにはっきりした貧乏ゆすりを久しぶりに見た。
3人掛けのベンチには、ド派手な化粧とド派手なワンピースにウェッジソールの白いサンダルを履いた50がらみの女性(を、水商売風といきなり決めつけてしまって反省する)と、ほっそりとした長身でイケメン感を発散している若者の二人組。若者が手に持っているのは、両端に玉がついたような形の握力強化用のハンドグリップと見受けられるもの。ステンレスまたはメッキでギラギラしており、ぎょっとする大きさがある。どういう関係か。親子とカップルの間を詮索メーターの針が小刻みに揺れる。話がちらちら聞こえてきて、女性が何か言ったのに対して男性が「はいはい、お姫様」と答えたので、カップル側に針が振れた。女性は「だって〜」と更に何か言う。職員が出てきて、税務署に用があるのは女性の方だった。若者はすぐに外へ出て行った。
一方、無職かな?と私が勝手に決めつけていたオッサンはいつの間にか貧乏ゆすりをやめてノートパソコンを取り出して膝の上で打ち始めた。
受付に若い女性がやってきた。自分の状況を懸命に話すが、職員はそれは今聞く話じゃないとばかりにそっけない。
外に出るとカッ!と陽が照っている。奥田民生の「イージューライダー」を口笛で吹きながら自転車を漕いだ。