さわやか、晴れ

4時半に寝る。8時ごろにたろうの鳴き声が聞こえるが起きない。11時近くにまた泣くので、起きる。
餌はガツガツ食べるし水も飲む。しかしほとんど歩けない。寝かせると暴れてまた足先が擦りむける。
床のフローリングに穴が空いていた。
膝に乗せているとおとなしい。
時間がじりじりとすぎる。何をしているのだろうと思う。
母が気にしてあれこれ話しかけてくるが何もしゃべる気持ちになれない。よくはない。

「全力失踪」第3回、職場の金を横領して逃げたホームレスの男が、いつか息子に渡そうと空き缶を売って貯めたブリキ缶いっぱいの1000円札。



部屋に戻る前にデパートへ寄った。
紀伊国屋で本をごっそり買う。逃避だなあと思う。
つばめグリルでハンバーグを食べた。隣の席はかなり高齢の老婦人と、恰幅のいい実によくしゃべる中年男。どういう関係なのか全然わからない。私が席についたときは病院で死体をどうこうという話をしていた(男が)。そのうちアイスバインの話になってザワークラウトについてのうんちくをご機嫌に語り出して、とどまるところを知らない。老婦人は相槌を打つばかり。そのうちトイレに立った。杖にすがってがんばらなければ立てないぐらい。男は「だいじょうぶですよまだ食べてますから」と何度か言ったが、手助けをするわけでもない。私も手助けをしそびれたが。老婦人は私が席を立つまで戻って来なかった。
フロアの中央はテーブルを4つ繋げて喪服の大集団がいた。彼らが席を立つと、どこにいたんだろうという勢いで店員が5人ぐらい一斉に集って一斉に片付けてしまった。次もまた大人数が来ていた。
自分がどう見えるか気にしないと、実にたくさんのことが目に入ってくる。
部屋に戻って、仮眠。