寒い寄り、雨

雨なので電車通勤。
ホームのベンチに座った中学生ぐらいの小柄な男の子が膝に肘をついてかがみこみ、両手で顔を覆って動かない。気になるが隣には老婦人が座っているし、私が声をかけるまでは?と思ってそのまま電車に乗った。ドア越しに見ると顔を上げてはいた。



ようやくすずの体重も減り始め、宙ぶらりんの状況は脱したと油断していたら、今朝は腰が抜けて歩けなくなっていると連絡あり。
毎度のことながら、気を緩めると途端に次の展開が来る。


昼、実家。
外に出してやろうと抱き上げると今までと違う様子の咳をしはじめ、血混じりのよだれが出た。
血はまずい。会社を半休するため一度戻る。その途上のアスファルトの上に、あおむけになってつぶされたような生き物がいて、近寄ってみると濡れそぼった雀のヒナが弱弱しくもがいていた。
取り急ぎ手ぬぐいに拾い上げて会社で有給届を出し、余ったタオルにくるみなおして戻る。
こういう日に限って向かい風。
雛は獣医が始まる3時半を待っている間に段ボールの中で死んでしまった。