寒い寄り、雨

Yはんの出産祝いのついでに送料無料にする名目で越乃雪本舗のお菓子をいろいろ買った。

中でも「万華鏡のかけら」は美しいし美味しいし素晴らしい。うっとりした。

 

 

帰って、ハヤシライス作る。父完食。母は変わらず食細し。

「サラメシ。」で八千草薫の行きつけのすし屋が、晩年あまり量を食べられなくなってからもいろいろ味わえるように小さく握っていたという話。

 

原稿続きやって送る。

 

一人で「ターシャ・チューダー 静かな水の物語」。

前にNHKのドキュメンタリーで見たとき、こりゃふんわり丁寧な暮らしおばあちゃんとは違うハードコアばあさんだと思ったが、その感想をさらに上書きした。

BGMはほっこりふんわり優しい曲だが、とんだパンクばあさんだ。アーミッシュにも通じる服装と暮らし方を幼いころから追求していたと知った。むっちゃかっこいい。

他に、かなりのお嬢さまだったこと、親には寂しい思いをさせられたこと、旦那は(優しいけど)金を稼がなかったこと、絵本だけではなく着せ替え人形や操り人形を作って、人形の結婚式がLIFE誌に載ったこと、などなど。

そして、母親の庭師として人生を捧げているみたいな息子は、社会と適合しなかったとか、金目当てとか、失礼な想像をしていたが今回この映画を見て、ターシャの世界観の純粋培養版なのかもしれないと思った。しかし意地悪な見方をすると、少し歯車が狂ったら「ミッドサマー」的なヤバいコミューンになりそう。

素晴らしい庭を見せて回りながら、「やめられないのよね」とか言って枯れた花を徹底的に摘んでいく姿も印象的だった。枯れつつある人が、枯れたものを容赦なく取り除く。このとき91歳。

結局3時近く就寝。