寒い寄り、曇り(山梨)

4時半起床。撤収は手間取り、5時35分終了。

まともな飯を食べていないが、携行食を食いつなぎながら結構歩けた。

あきらめようかと一瞬思った笠取山も登った。

雲はいまいち晴れず。昨日の朝塩山駅で見た冨士が唯一の冨士だった。朝方は靄の中で苔むした原生林が幻想的で素晴らしい。

雁峠から新地平までは永遠と思える林道歩き。が、並走している川が素晴らしいので全然飽きない。林道の終わる橋のたもとに、またも鹿の死体。こっちはほとんど食われて骨に皮がちょっとついている状態で、畳まれたようになっていた。片足の骨が50センチぐらい離れたところにある。こういう食べ方をするのはどんな動物だろうか。

電波の入るところに来たら、文学フリマに出ているOさんから冊子が大人気という知らせが入っていたので喜ぶ。

12時43分のバスは5分の差で間に合わず。

バス停で1時間後の塩山行のバスを待っていたら、バスナビやGoogleには出てこなかった13分発の山梨市駅行のバスが来たので慌てて乗る。待っている間に雨がザーッと降ったりやんだりした。屋根のある所に来てからで助かった。

東京は晴れ。

姉がハンバーグを作っていた。

すずはまあ元気。

体力の続く限り「死に山」を読んで寝る。考えてみたら山に行くのに縁起でもない本だった。

寒い、晴れ(山梨)

4時半起床。

両親起きてくる。

バスで西沢渓谷まで行く。塩山の駅から一つ先のバス停には東大から来たというドイツ語を話す若者が6人ほどいた。日本語しか表記がないバス停の案内を見ていろいろ言っているので、役に立てばと話しかけてみた。乾徳山に行くそうだ。

定刻になってもバスが来ないのでお互い少し焦る。バス会社に電話したら話している間にやってきた。5分ほどの遅れ。

 

 

降りてくる人は6組ぐらいいたが、追い越されることなく雁坂峠から雁坂小屋。

峠の手前で異様なにおいがした。熊だったらやばいが鈴がない。口笛を吹きながら登っていくと、内臓は全部食われた鹿の死体が登山道の脇にごろりと転がっていた。においは死臭だった。にしても片づけないのか。少し後に降りてきた若者に教えたら、「よくありますよー。こないだあっちにもあった」と平気な顔。ワイルドな地域だ。「ワイルドだぜ」と心で繰り返しながら歩く。ときどき風で死臭が上がってくる。

しかし横倒しになって両足を突っ張っていたが、どんな状況であの鹿は死んだのだろうか。

雁坂峠から雁坂小屋までは北側斜面で、雪がだいぶ残っている。ぐさぐさのぐちゃぐちゃで急斜面。ビビりつつ慎重に下った。

小屋の人はとても感じがいい。ビール売ってたので一本買う。

テント場はそんなに広くない。夜になるまでにほぼ埋まった。ツェルトが一張あった。「おおーー」と感心する。置いてあったリュックもUL御用達リュックだった。

さて初ソロテント泊。さすが簡単仕様なので初めてでも10分で設営完了。

中も整えて完璧かと思われたがご飯を炊いている途中でガスが切れた。ここぞと、使用の可否もわざわざ確認したソロストーブを取り出した。が、枝はうまいこと燃えてもメインの炭は着火せず、しかしいつまでも何かに火がついていて熱く、離れることもできず。ダメもとで鍋をかけたままにしたがずっと保温状態で米は生のまま。夜になって風が強くなってきたので、怖くなってテント内に入れた。換気口を大きく開けておいた。夜半までには消えていた。

隣のテントの人は印象的な長々しいいびき。

この小屋は夜に交流会のようなものをするらしく、日没ごろに声をかけにテント場にやってきた。私はそのころには寒くなってフライを閉じていた。さすがに閉まっているテントに声はかけない。声をかけられたとしてもストーブが消えないのでテントを離れることはできない。外を歩き回っているのを聞きながらひっそりと座っていた。

 2時ごろトイレで一度出る。満天の星。

涼しい、曇りときどき雨

好日山荘にエアマットを買いに行ったらなかった。

しかし明日どうしても行きたい。どうしたものかと棚の前で長思に入っていたら店員が話しかけてきた。結局ポピュラーなサーマレストのマットを購入。リュックの正面に取り付ける方法を教えてくれた。ポケットにはアクセスできなくなる(という言い方をまんまと使ってしまうのがなんとなく恥ずかしい)が、どのみち父のミレーのポケットは小さいので構わない。

部屋に戻って荷造り悪戦苦闘。あわよくば「死に山」もと思っていたが、そんなレベルではなかった。

ようやく23時にまとまったので実家へ。

涼しい、高曇り

4時と6時にすずむせび泣く。

6時のあとそのまま風呂に入って昨日の「なつぞら」を観て、部屋へ。

A3プリンター受け取る。テーブルの下に設置するときに手が滑って床に激突し、排紙トレイが歪んでしまった。

Wi-fiで印刷できるのでケーブル要らず。

わりと暑くない、雨のち快晴

Iと川村記念美術館へ。

家を出ると土砂降り。千葉に入る頃には晴れていた。

 

今日の失敗。

朝飯をそのまま弁当にしようと張り切り始めて、待ち合わせ30分遅刻。

洗い髪をまとめていたタオルを外す時にヘアゴムを吹っ飛ばして見つけられず、姉のくれたガラスの髪留めをそのまま使ったところ、案の定緩んで、品川駅の構内で落とす。Iに付き合ってもらって探しに行く。落としたところに落ちていた。

保温ボトルのパッキンのはめ方が間違っていてチャイをじゃんじゃんこぼし、パーカにしみをつける(行きと帰り)。

佐倉駅でバス停のある出口を間違える。

ほか、いろいろ。

帰ってから、そういえば生理二日目だと気がついた。というかそういうことにしておこう。

美術館は相変わらず素晴らしかった。芝生の広場で駅で買った弁当を食べる。

ジョゼフ・コーネル展。

私はいつも常設展から入ってしまうが、「でもまずは特別展が目的だよね」とIに驚かれた。確かにそうだ。

昼食後だけに眠気MAX。二人ともフラフラしながら見る。

千葉駅構内の餃子屋に入る。安いなりの味。I、けちょんけちょんに言う。

実家へ。すずに牛肉を焼いてやる。焼けばぺろりと食べる。

 

蒸しっとする、曇りのち雨

元号が改まったというよりは、天皇が交代したな、という感じだ。

 

 

食パン焼く。

弟一家来訪。甥っ子の誕生日だ。両親と揃って食事に出たのを見送って、姉はあれこれやっている。どうにも人に命令しないといられないところがなんとかならないものか。自分一人でできそうなことも、こちらが何かやっているのを中断させてまでやらせようとする。

冷凍していた鶏肉を焼いて食べる。TOKYO MXはGW中はマカロニウエスタン特集で、今日のは「ミスター・ノーバディ」。冒頭と終盤だけ観た。外連味の塊で面白かった。