グレン・グールド「パルティータ第5番&6番」

イケメンですね。
ゴールドベルクの81年盤はチンパンジーかオランウータンぽいのに(失礼・・・)
勝手にヨーロッパの人かと思っていたけど、カナダの人。



マウリツィオ・ポリーニ平均律を聴きたくて、
清水の舞台から飛び降りてサントリーホールに赴いた。

ポリーニのバッハはイタリア人らしく、華やかだった。
バッハの演奏を発表するようになったのはごく最近らしい。
十八番はショパンらしい。

終わってみて、個人的には、バッハの人じゃないんだな、という印象だった。
って、偉そうだな。
私の求めているバッハじゃなかったのかな。
CD買って聴いてみようと思う。

しかし早弾きの早さは濁流のようだった。
帰って来てネットであれこれ見ると、最盛期はこんなもんじゃない、
マシーンのようだったそうだ。
しかし昨日今日見始めた私には、十分すごかった。
聴いていて、頭のてっぺんがパカーと開いた感じがするときがあった。
あの齢で、あれだけの長さをって、すごいエネルギーだ。

前半は暗譜で、後半は日本人の青年が譜めくりについた。
でも巨匠だいたい自分でめくっちゃう。
青年がときどき腰を浮かしかける。
見ているこっちが緊張した。

あと、巨匠の提案のすばらしい計らいとして、学生シート3000円。
舞台の上で、ピアノを囲んで席が設けてあって、
30人ぐらいの学生さんが座る。
背もたれとかないし、客席から丸見えという、
なかなかヘビーな席。
演奏の間中、舞台装置のように固まっていたのは、
そのせいではないだろうけれど。


もっといろいろな人の生演奏が聴きたい。