小山田咲子「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」

先週行った山登りのときに若い冒険家の話になった。
彼は南米で恋人を乗せて車を運転していて事故になり、
彼は無事だったが恋人は死亡した。
冒険家は現在そこら中で目にするぐらいに大活躍中だが、
恋人もとても才能のある若者で、とても多くの人から惜しまれたという話を、
一緒に登った人から聞いた。
これはその彼女が旅に出る直前まで綴っていたブログの
抜粋をご家族が本にして出版されたものだ。
亡くなったことを最初から知って読み始めたのに、
最後年譜を見て驚き悲しんでしまったぐらいに生き生きと健やかな
プラスのエネルギーに満ちていた。ネガティブな内容のときでさえも。
毎月のように旅行に行っているし、学業以外にもさまざまな活動をしているし、
私のなめくじのようなぐうたらした大学時代とは雲泥の差だ。
(それ以前もそれ以後も)
時間の使い方はいったいどうなっていたんだろう。
ご冥福をお祈りします。