すずしいすずしい、雨

ファミレスで「桐島、部活やめるってよ」を読む。
何も食べず白ワイン2杯で読む。
異様なテンションに。
おりしも隣には小5ぐらいの
こましゃくれた女の子とそのお母さんがおり、
最終章のどれかの登場人物の数年前感をすごく感じる。
涼也の章がいちばん胸に迫るのは、
自分が涼也の側だというだけではなく、
作家が涼也を是として描いているからだろう。
それに引き替え沙奈の切り捨てられぶり。



20歳ぐらいまでは、中高生のリアルな気持ちやセンスなんて
わかるに決まってるじゃないかと思っていた。
30ぐらいのときにたぶん、
「あ、もうわからないぐらい遠くに来たかも」と感じた。
特に「こうじゃないと死ぬほど恥ずかしい」、という部分。
ちょっと前のカラコンを外せない子たちの感覚とか。




アトピーは汗をじゃんじゃんかいたほうがいいという説。
面倒がらず風呂に湯を張って入ることにする。
ユリイカトーベ・ヤンソン特集を読む。
冨原眞弓さんと川上弘美さんはアンチスナフキン派。
たしかに、そんなにかっこいいと思わなかったのに
とてもかっこいいキャラとして扱われているな世間では。