実家から部屋に行く。
年賀状やる。
インクが切れたりとか、
宛名欄にかつてない汚れがつくとか、
データベースソフトの印刷順序が発狂しているとしか思えないとか、
一様ではないトラブルが降り注ぎ天を仰ぐ。
ああ今年こそは11月中に業者に出してやる。
まあ、毎年そう思う。


米を炊いておかずを作って食べる。
鈴木家の田んぼを手伝った報酬として貰った米。
陶芸家の哲子先生の作った器に盛る。
Mさんの奥さんがくれた煎り酒を大根にかける。
食べ物周りのあれこれに人との関わりを数え上げてしまうのは、
30日以来家族以外の他人と関わっていないので
人恋しくなっているせいかもしれない。
逆にその他人との関わりだらけの物品たちに
追いつめられたような気持ちになるときもある。



ミランダ・ジュライ「あなたを選んでくれるもの」を読み始める。
ぎゅーーーと引き込まれる。
ドキュメンタリー。
これはすごい。
精度が高い。じゃなくて、精度を高く保っている人だ。