寒い、雨のち晴れ

夜になって北から雷と雨。


長島百合枝「背中の記憶」を読んでいる。
祖母から始まる記憶の記録。
保育園のお昼寝のときにグランドピアノのすぐ
脇に寝かされて、その脚に映った自分と室内の様子。
記憶の鮮明さがすごい。
すごいと感心しつつ、読んでいる自分のその頃に
思いをはせることができるゆとりというか
軽やかさもある。
幸せな家族の話か(妬み気味に)と思いきや、
暗雲立ち込める少女時代。
奔放に育ったわけではないんだなあ。

背中の記憶 (講談社文庫)

背中の記憶 (講談社文庫)


那洲雪絵「魔法使いの娘に非ズ」6巻。
やはりこの、地に足の着いた感じが好きだし、
怪異の当たり前感が好きだ。
第一話の白石さんが職場のみぽりんとかぶる。
「フラワー=デストロイヤー」シリーズの主人公
智恵は、そういえばマンガに珍しく「わかっている」
主人公だった。という意味で、ヒーローだ。