朝方の夢。
家族といたのだが、亡くなった祖母が家族と離れて祖母の家に呼ぶので行くと「またあんたといろいろ話したいのよ」と言う。祖母は聞いてほしいことがたくさんあるのだ。
家は縁側があってがらんどうできれいに磨き上げられて古い寺のようになっているが、木の角はすり減っていない。あたらしい神社っぽい。その真ん中に祖母は座っている。
そういえばここ数日はこうやって話を聞いていなかったなと思い、「いいよ」と言う。
祖母と親密に話をしたことは実際には一回もない。
床に置かれた絵の中に祖母がいて、その前に鍾馗様がいる。出てこないと話せないから呼ぶと、鍾馗様にちょっとごめんて感じで祖母が絵から出てくる。鍾馗様が祖母を見送るだろうなと祖母が抜けた後の絵を見ていると、頭をめぐらして祖母の通ったあとを見た。