夏になったかも、パーンと晴れ

インサイド・ヘッド」を観る。
主人公以外の頭の中も出てくるのが面白かった。
感情の象徴であるキャラクターそれぞれにもまた感情があるという入れ子
リーダー風を吹かせて自分の正義を周りに押しつけまくっていた主人公ヨロコビが、生きていることの豊かさはハッピーのみによるものではないと悟る話。ディズニー的感情に疑問を呈しているともいえる。
アウトサイド・ヘッド的には、引っ越しによる悲しみとストレスを父親の仕事の不具合のために抑え込まざるを得ず、しかしついに爆発してしまう女の子の話だ。
そうなる前は12歳になるまで元気いっぱいでアイスホッケーも強くてよじれたところのないまま順風満帆天真爛漫に育ってきた主人公に若干の妬みを感じて素直に見ることができなかった。
量産彼氏には笑った。
ビンボンの自己犠牲は心を抉る。
思い出ボールの質感がよかった。