寒い、雨

栗原康「村に火をつけ、白痴になれ」。すごいタイトルだし、変換候補に白痴が出ない。
アナーキスト伊藤野枝の伝記。ぶっとんだ人だったので文章もぶっとんでいる。いやぶっとんでいる人がぶっとんだ人を題材にしたのか。
読んでいると自分があれこれ縛られすぎていることを強く思う。特に実家から。


好日山荘でツェルトなど買う。
お店の人が詳しく教えてくれる。補助ロープも買うつもりだったが、正しく使えなければ意味がないからと諭されてやめた。やり取りしていて我ながらこれはアホだなと思ったが、スタッフの兄さんはバカにした様子もなく受け止めてくれたのでありがたかった。自分が道迷いをした話もしてくれた。
遭難してしまった時のためにと説明しながら、なんだかむしろ遭難したがっているようだなとも思った。服部文祥の本に感化されている。
部屋に帰ってツェルトを張ってみる。妙に盛り上がる。