日差しは強いが涼しい、晴れ

午後、部屋へ。
フリーペーパー届く。手紙部分を間に挟んでみる。いい感じだ。
夕方、出る。時間があるので池袋西武の上へ行ってみる。
ハンドメイドコーナーが目的だったが、「ひよっこ」にあやかってか昭和フェアをやっていて、吸い込まれた。蓬莱が出店していて迷わず向かうが、そこだけ長蛇の列。残念。
隣の洋食屋つく井でハムオムライスを食べる。おいしかったが真正面にシェフとウェイトレスさんがこっちを向いて立っている席に座ってしまったのは失敗だった。


芸術劇場でローザスの「FASE」。
最前列ど真ん中の席だった。邪魔するものは何もない状態で見ることができた。
暗がりに女性二人、または一人だけで場をもたせてしまうすごさ。
最初のPIANO FASEの中盤からケースマイケルさんが振り付けとは別にしきりに頭を触りだして、気になっていたら動きを止め、途中で解いて結び直した。相方の若いダンサーはそのまま踊り続けた。髪を振り乱してはいけない振り付けなのだ。
あと、相方に何回か指示のような声をかけているのも聞こえた。
年齢のせいか動きに(昔の映像作品ほどの)キレがなく、ときどき相方の動きを気にする様子があったりして、徹底して無機質に作り上げた舞台の中に人間性が混入することに、少し戸惑いはあった。それを味の一つとして受け止めていいものかどうか。
とはいえ素晴らしかった。ゆうべはほとんど寝ていなかったので寝てしまうかと心配したが、それどころではなかった。右隣の若い女性は何度も涙を拭っていた。わかる。カーテンコール4回。
ロビーでは様々なコロニーができて挨拶大会。見たことのあるダンサーさんなんかもあちこちにいたんだろう。
おしゃれな人が多かった。開演前にトイレに行ったとき、おそらくスウェーデン刺しゅうがしてあるたっぷりした白いブラウスを来た女性がいて、ええのーと思ったら、帰る前にトイレに入ったときも一緒だった。


蟲文庫でなんとなく買ったソルジェニーツィン「イワン・デニーソヴィチの1日」を読み始める。新潮社文庫の昭和35年版。まだイワンが出てこない。イワンはまだか。

イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)

イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)